これからの子供たちに必要な学び
IT技術の発展に伴いグローバル化が進み、様々な垣根が低くなり世界は以前より確実に近くなりました。そして、その結果私たちを取り巻く環境は、以前にも増して様々な要因を含んだとても変化の激しい複雑な社会になっています。
なぜ、プログラミング教育なのか?
プログラミングを用いて何かを作る事は、アイデアを形にすることです。
その工程は、作ろうとしている事にはどんな機能が必要なのか、どんな仕組みにするのかを考えます。次にその問題を単純で適切な要素に分解し、必要な事があれば自らリサーチし、どこから作っていけばよいのか、どんな手順にすればよいか各要素の組み合わせも考慮し、試行錯誤し、コンピューターに命令する手順を作り上げていきます。
「未来の社会を生き抜く力を養うには最適」
このように変化の激しい複雑化された社会において必要なスキルとは、根本的で普遍的なもの、つまり複雑な問題に取り組み、論理的に解決策を考え、実施し、不具合があれば何度でもやり直し解決していく、問題解決能力、そして、コンピューターがすべき事と人がすべき事の切り分けができる力ではないでしょうか。
プログラミグ学習には、技術だけではなく、これらのエッセンスが凝縮されています。
プログラミングを学ぶ事は、これからの社会を生き抜く力を養うには最適なのです。
「将来の可能性が広がる」
プログラミングを学ぶ事、アイデアを創造しカタチにする事は、子供たちが生きていく力を養い、将来の可能性が広がるという事になるのです。
子供たちの65%は将来、今は存在していない職業に就く
今後10年~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い(マイケル・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授))との予測や、子供たちの65%は将来、今は存在していない職業に就く(キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授))といった予測があります。
コンピューターは、あいまいな命令では正しく動作してくれません。
したがって、作り出そうといしてるものを隅から隅まで把握し、矛盾なく手順を組み立てていかなければならないのです。プログラミングする作業には、論理的思考力が必要です。
つまり、プログラミングして何かを生み出す事は、自ら問題を定義し論理的に問題を解決しいく作業なのです。
プログラミング学習で5つの力がUP!
問題解決能力
プログラミングとは、自ら問題を定義し解決していく技術です。
プログラミングは、複雑な問題を適切に分解してより単純な要素の組み合わせとして表現することからはじまります。各要素が互いにどのように関係しているのか、どのような条件でどの要素を使うのかなど、問題解決の手順を記述したものがプログラムとなるのです。
論理的思考力
コンピュータは、命令したとおりにしか動きません。
コンピュータを意図したとおりに動作させるには、シンプルで、矛盾なく論理的に手順を組み立ていく事が求められます。
プログラミングする事は、論理的思考力(ロジカルシンキング)が鍛えられていきます。
情報収集判断力
アイデアを生み出す、アイデアを形にする、エラーが発生したら原因を特定し解決策を施していく事、これらすべてにおいて、必要な情報を自らリサーチしなければなりません。
そして、集めた情報は、自分にとって必要なものか、そうでないのかを判断する事も求められます。プログラミングによって作品を作り、エラーを潰した数だけ情報収集能力、情報判断能力が鍛えられていきます。
コンピュータースキル
IT、テクノロジーの進歩により、現在の子供たちの65%が大学卒業時には、今は存在していない職業につく可能性が高い、また、現在の職業の内半数がコンピュータにとってかわられるという予測もあります。
今後、世の中何かをしたい時にコンピュータを避けてはとおれない時代が来ています。
テクノロジーを学ぶ事は、今後の社会において必須と言えるでしょう。
GRIT力
グリットとは、「困難にあっても挫けない」などと訳される言葉で、ペンシルベニア大学の心理学者Angela Lee Duckworth(アンジェラ・リー・ダックワース)氏が提唱しており、成功者の条件は何か?そしてそれはなぜか?を研究した結果、成功する人に共通し、一番重要なのは、何かの目的を達成するために、継続的に粘り強く努力することであるGrit力であるという事です。
プログラミングは、何かを作り上げるまでにすんなりいく事はありません。自分で設定したゴールにたどり着くためには、不具合があれば何度でもやり直し粘り強く取り組んでいかなければなりません。
苦労して作り上げ壁を乗り越える事ができれば、自己効力感が向上し、物事に向かう時、「どうせできない」から「きっとできる!」と考えられるようになります。